CFDで米国株投資

米国株で早期リタイアを目指します

相場の下落が全く気にならなくなる魔法

株式市場は上下動していますね。

そろそろ調整か?とは2017年から散々、至るところで囁かれていた訳ですが、それでも大きく下落してこれまでの評価益がガクンと減ったり。 ましてや含み損状態になれば人間気持ちが良いものではないですよね。

『下落幅は過去最高でも、下落率で見れば大したことない』なんて一文も、結構多くのブログで目にしました。

うーん。

「せやかて工藤」ですよ。

そりゃ言いたいことは分かるし、もっともなんですが。 やっぱり大きく下落したら普通の個人投資家は嫌なものだし、心配になるのが性ですよ。

さて、そんな波乱の相場状況ですが。

私もFX経験は無駄に10年以上と長いので、高スワップ&レート安定時期に調子に乗って、ポジションを増加させすぎて。 その後に訪れた大幅下落で焦ったことは何度となくあります。

そんな私でも、何度かそんな酷い目に合えば流石に学習する訳でして。 過度なレバレッジを抑制するようになりましたし、このブログでも常々「高レバレッジは危険」と書き続けてきました。

※投資スタイルは様々なので、『高レバレッジ=悪』とは言いません。ただ、リスクが大きいのは事実だとも思います

先日の投稿でも書きましたが、私は以下の投資を現在進行形でやっています。

  • 国内株(現物)
  • 米国個別株
  • 先進、新興国投信(つみたてNISA)
  • FX(高金利通貨)
  • 海外株価指数CFD(FT100)

ちなみに仮想通貨もやってみたいと思っていて、現在20日間口座開設待ち(イライラ・・・)中です。

これだけ落ち着きなく、あちこちに手を広げてしまっている自分ですが、幸い、レバ管理と予備資金の確保は頭の片隅に置きつつやっていますので、今回の調整局面でも特に焦りはありません。

ただ一点を除いては。

[pc][ad1][/pc][mobile][ad4][/mobile]

レバ取引は恐ろしい

年々、そう思うようになってきました。 若い時(2006年頃)は米国ドルやオーストラリアドルが高スワップで、当時レバレッジ3・4倍以上で取引していました。

この頃のポジションはその後の「リーマンショック」で全て溶けて終わります。 原資の総額は500万でした。

その後は数百万で再起を図りますが、この経験からレバレッジは2倍以下に抑えるようになります。

でも・・・、現在はレバ2倍ですら不安を感じるようになってきました。 もっと的確に言えば、「レバレッジ取引」と言うもの自体が怖くなってきました。

自分が用意している以上のお金を取引している訳です。 儲かる時は大きく儲かりますが、損する時は大きく損します。 そして再び上昇するまでひたすら塩漬けする、と言った現物では可能な対応も困難なことが多いです。

「そんなことは言われなくても分かってる。当たり前だろうが」と思われてしまうかも知れませんが。

私も、レバ取引についての注意を頭では分かっていたつもりです。 でも、本当の意味での理解と言いますか。

実感は10年経った今、ようやく、と言った感じがします。遅すぎでしょうか・・・。

この辺りは私の「投資センスのなさ」から来る物だと思いますが、それでも10年、相場から撤退せずにたまたま済んだのは、ひとえに自分が「ビビリ」だからだと思います。

リラは30円を割らないだろう蔓延時代

二・三年前だろーか。

金利通貨・高スワップの代表格である「トルコリラ」は30円を割るなんて夢にも思わない人は多かっただろうし。

当時、1万トルコリラ(40万円ほど)を買えば100円程度のスワップポイントが毎日入っていたと思う。 レバレッジを2倍にすれば元手20万円で毎日100円。年36,500円をゲット。脅威の18%リターンです。

この頃、レバ4倍とか5倍で数十万トルコリラを買い。

「俺は早期リタイアを目指すぜ」とか。

「一日一万円不労所得」とか。

そんな話題を投稿するブログも多かった気がします。 ※そして今は徐々に「メキシコペソ」へスワッパーの注目がスライドしている気もする ※でも結局は高金利通貨、結局はレバレッジ取引。最終的にはリラと同じ運命を辿る気もする

ちなみに2018年2月現在、トルコリラは28円前半です。 多くの同士達が「強制ロスカット」または「もうだめだ・・・」との失意の中、撤退を余儀なくされました。

・・・何度も書きますが私のトルコリラちゃんは平均取得価格50円ですからね!

ここ数年、FXだけで含み損は常に200万程度あったし。 国内現物株は十数年間、100万弱の含み損でした。

※こちらは2018年1月時点のFX総ポジション

  • USD/JPY 売 0.5枚 平均100.36円
  • USD/JPY 買 0.9枚 平均 94.17円
  • NZD/JPY 買 1.1枚 平均 59.47円
  • AUD/JPY 買 0.2枚 平均 96.50円
  • ZAR/JPY 買 10.8枚 平均 11.21円
  • TRY/JPY 買 9.9枚 平均 49.62円
  • MEX/JPY 買 1.0枚 平均 5.79円

現物取引であれば恐れるに足りず

長い前フリでした。

そんな自分ですので、直近の株式大幅下落でも、レバ取引ではない個別株や投信については一切の心配がありません。 むしろ「もう少し下げたら買ってみよう」くらいな気持ちで構えていられます。

つみたてNISA、ジュニアNISAは「毎日少額購入」設定ですが、もう少し大きく下げたら金額指定で臨時買い増しする予定です。 含み損は全く気になりません。

そういう意味で、若い頃の「ハイレバレッジ・イケイケドンドン」も悪くない経験だったのかも知れません。 高すぎる勉強代でしたが・・・。

まぁ、そもそも個別株や世界株投信については、最近参入した新参者ですので、古くからやっておられる方とは投資金額が比べものになりません。

だから、そもそも大した損失ではないだろ!ってツッコミどころはありますけどね。

けれど、投資資産が500万程度だった数年前に、リラの含み損が200万状態でも気にならなかったことを思えば。 実に資産の半分近くが含み損だった訳ですから、現物株なら大幅下落しようと狼狽して投げ売ることなく、ジッと耐えられる自信があります。

となると、若い方に限って言えば、「100万限定」などと金額を決めてレバ取引をしてみるのも良い経験かも? 全財産ではなく、それでいて自分にとって少し高めの金額で・・・。

ああ、でも追証になったら危険だしなぁ。 かと言ってデモトレードでは恐怖や失意を本当の意味で体験できなそうです。

うーん、やっぱりこの手の「だめだめブログ」を見て、「自分はこうならないように気をつけよう」と反面教師にして。 若い時からコツコツ、インデックス投資をするのがやはり正解な気がします。

皆さん一緒に(投げ売らないで)頑張りましょう・・・!