CFDで米国株投資

米国株で早期リタイアを目指します

FX証券会社を複数分けるのはどうなのか

以前も触れたことがありますが。私はいくつかの証券会社に口座を持ってます。株のために開設したところや、現在はほぼ利用していないところも含めると8社になります。

現在口座開設している証券会社

今アクティブなのは上の四社だけです。ただ、クソポジの解消が付けばM2Jは利用を止めます。

トラリピの興味がなくなったので、M2jを使う理由がなくなったためです。トラリピ以外の要素でM2Jに魅力は感じません。

使いやすいところ、条件がよいところ。。そんなことをしているうちに…というのもありますが、なんとなく一つの口座だけでポジションを持つことには抵抗があります。

証券会社を1社で運用するデメリットは?

実際に10年ほどFXをやってきて、私が感じたことを書いてみたいと思います。主に「スワップ派」観点での意見になります。

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証券会社の経営リスク

私がFXを始めた2005年。まだFXという単語はそれほど一般的でなかった頃です。

新規FX会社が参入しては消えていく…。そんな頃でした。

吸収合併などで、提携先にポジションが移行されれば良いですが。最悪、倒産・解散時期に強制売買されるのでしょう。

何年も苦労して底値で拾った優良ポジションが、証券会社の都合で期限付き売買されてしまうとしたら?堪ったものではありません。

証券会社を複数分けることで、そのリスクを分散することが可能ではないでしょうか。

経営方針の変更

証券会社の経営方針変更も十分あり得る話です。

昨年のスイスショックの時もそうでしたが、突然保証金率の変更が行われたりしました。

「○月×日に保証金率の変更を行います。それまでにお金いれてね。いれないとロスカットだよ」

FXに使用している以外で、特に使い途の決まっていない資金が豊富にある方は柔軟に対応できるかも知れませんが、そんな方は多く無いと思います。期限までに増額分の保証金をねん出するため、奔走することになってしまいます。

他にも、取り扱い通貨の廃止があげられます。例えば香港ドル。私も使用しているセントラル短資では2016年4月23日をもって新規取り扱いを中止。同7月29日に取り扱いを全面終了としてアナウンスされました。

この場合、期限(7月29日)までに自分でポジションをクローズしていれば問題ありませんが、そうでない場合は証券会社により強制反対売買(決済)されます。

もっとも香港ドルについては特殊で、セントラル短資の決定に非は無いかも知れませんが…。

証券会社のインフラ

FXを一年、二年とやっていれば、相場の急変動にいつか必ず巻き込まれる筈です。リーマンショック、チャイナショック、スイスショック、BREXIT…などなど。

本来相場が急変しても、慌てることなく静観できる運用が望ましいとは思いますが、そこは理想と現実。なかなか難しいものです。それに急変を好機と見て飛びつくトレーダーも少なからずいるのではないでしょうか。

そんな相場の急変時には色々な人の思惑が飛び交い、レートチェックや注文が殺到します。一時的なアクセス数の急増で、自分が使用しているFX証券会社のWebサイトに繋がらなくなったら…。

私は実際にM2J社でこれを経験しました。専用iPhoneアプリは起動時に接続が出来ずエラー。仕方がないので直接Webサイトへアクセスしようとしても、なかなか表示されず。やっと表示されたと思ったら今度はログインできず。ログイン出来て、注文を出そうとしたら…(以下繰り返し

このような時に、問題なくアクセスできる他のFX証券会社があったことも経験済みです。

もし自分の建て玉が凄まじいスピードで含み損を拡大していく中、損切りしたくても「サイトに接続できない」なんて状態になってしまったら…。

証券会社を複数分けることのデメリット

では、証券会社を複数分けることはメリットだけか?と考えた時にデメリットはやはり存在します。

管理が煩雑になる

とにかくこの点は大きいと思います。使用する証券会社が増えれば増えるほどです。具体的には…

  • 証券会社のIDやパスワードを管理する手間
  • 取引を行う時、目的の会社へそれぞれログインする手間
  • 日々の資産状況、損益の把握が煩雑
  • 確定申告の書類を各社取得する手間。フォーマットも各社各様で把握し辛い
  • 資金効率が悪いと考えられる

これらが実際に感じたことでしょうか。ほとんどのデメリットが「煩雑、面倒くさい」で片付くことですので、そこは気合で(笑

ただし、最後の項目「資金効率」については「面倒くさい」で片付かない問題です。

レバレッジを低く抑えるのは大前提として、それでも口座にはある程度の余裕資金をいれておきたいものです。相場の急変時だったり、ポジション構築のためだったり、目的は色々あるかも知れません。

この余裕資金がA社だけで取引していれば100%入金・保管しておけるところ、B社も使用していれば50%ずつの入金になってしまいます。

長期保有するFXスワップ派の証券会社選び

取引証券会社の分散について書いてみましたが、証券会社選びはどうでしょう。

デイトレやスイングと違い、スワップポイントを細く長く受け取ることを目的とした「スワップ派」は、「スワップ派」にあったFX証券会社選びをするべきだと思います。

一般的に、スワップが高いとかスプレッドが狭い点だけに注目されがちですが、FX証券会社の安定性(大手)や、長期に取り引き・ポジションを保持できる環境の会社か、など… 地味な、それでいて実は大事な部分での検討が必要だと思います。

個人的な思いを言えば、スワップやスプレッドをキャンペーンでころころ変えて、目先の利益や話題性で顧客を増やそうとする証券会社は好きではありません。あとはやたらとアフィリエイト(広告配信)、キャッシュバックキャンペーンなどが盛んな会社ですね…。

その辺りも加味しつつ、私がメイン口座で使用しているセントラル短資外為どっとコムスワップ派に向いたよい会社だと思っています。

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別の投稿記事「FXスワップの受け取り方は大きく3種類ある」では、「長期にポジションを保持して、累積されたスワップポイントをどう受け取るか?」についても記述していますので、よろしければご参照ください。