トランプ大統領議会演説は正直肩透かしだが…
トランプ大統領の議会演説がありました。 正直、期待していたような内容は飛びださなかったと素人ながらに感じたのですが…。
これを切っ掛けにした111円割れ程度の下げを期待しましたが、相場は意に反してやや上げています。 トランプ演説の「一兆ドルのインフラ投資」発言がレートを押し上げているようです。
また、この前後に報道された米国連銀総裁のコメントから、「三月利上げ期待」が高まったため、という理由もあるようですが。
国内では麻生財務相が「バランスよりも経済成長が重要」と発言したことから、財政出動の期待が高まったようです。 本日の日経平均は前日比+274円の19393円と上昇して取引を終えています。
前回も書きましたが、「2017年の暴落」が2月・3月に訪れると考えていて。 その時を「まだかまだ」と待ちわびながら、ポジポジ病を必死で抑えているのですが。
正直こうも肩透かしを食らっているとシンドイです。もう今年も2カ月が過ぎています。
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トランプ大統領議会演説要旨
さて、表題のトランプ氏議会演説ですが日経新聞社が公開している要旨を読んでみました。
ざっくり書くと以下が主な内容でした。
- 過去10年の失敗を乗り越え、古き良き米国が復活しようとしている
- 他国防衛、海外投資、移民の雇用…と、他国ばかりを優先してきた
- 一方で米国はインフラが老朽化し、防衛は甘くなり、不法移民が雇用を奪い、麻薬が流入した
- 米国、米国民を第一に考えた強い米国を取り戻す
- 一兆ドルのインフラ投資を生み出す法案を成立させる
- 自由貿易を尊重するが、現在は不平等であり、他国と同様に輸入への関税を行う
- 現行のような練度の低い移民をはじき、自立可能な練度の高い移民を受け入れる
- メキシコ国境の壁は作る
- オバマケア(医療保険制度改革法)は撤廃する
動かざること山の如し
この先下がると待てば下がらないし、上がると待てば上がらない。
買えば下がるし、売れば上がる。
まぁ、もう慣れました。
…慣れたとは言え、シンドイものはシンドイですが。
ただ、先日私が崇拝する野村雅道さんのボリバン解説で「105円」のキーワードが表れた時は、「キタわ」って感じでした。
もちろんこの先上がるか、下がるかを保証するものではありませんが、105円と言えば大統領選当時のレートです。 私はここに期待したい。
ここは当初の考え通り、3月半ばの重要イベントを確認するまで動きません。
少なくとも3月いっぱいは「下落」を期待して待ちます。