リラとランドの動き|どっちを買おう
スワップ派の醍醐味とも言える新興国通貨、とりわけリラとランドは人気があります。
どちらも7~8月に、ちょっと動きがありました。
ここらで簡単に整理してみます。
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トルコリラのできごと
2017年7月3日に公表された6月のトルコCPI(消費者物価指数)は10.90%と二ヶ月連続で伸びが鈍化。
トルコ政府の見解では、年末にインフレ率が一桁台になるとの見解がありました。また、中銀に対して利下げを期待しています。
続いて8月3日に公表された7月のCPIは9.79%と一桁台まで落ち込みました。(CPI≠インフレ率)
とは言え依然として高いインフレ率で堅調のようです。
参考までに、米国についても6月のCPIは前月比横ばい。市場予想を下回っています。
なお、今週末11日に米国7月のCPIが公表されます。
また、トルコでは7月末から内閣改造が行われました。
4月に大統領権限集中の改憲に対する国民投票が行われ、僅差で賛成派が勝利していましたが、これを受けてのエルドアン大統領による内閣改造でしょう。
ちょうど日本でも内閣改造が行われましたね。
野村氏も書いていましたが、トルコは通貨安、株高で好調のようですね。7月の自動車輸出は前年同期比40%近くの大幅増です。
8/4はあわや、と言ったところまで円高が進みましたが、終わってみれば6/8の安値30.92を最後に、31円台をキープし続けています。
南アのできごと
南アについてはなんと言っても汚職疑惑まみれのズマ大統領。
不信任投票案が8日に実施されますが、本投票に関して「無記名投票とするか」でもめていました。
結局「無記名式」が採択され、この報道で南アランド円が上昇。
要するに無記名投票なら与党ANCから造反者がでる=辞任となる可能性が高まった=ランド高との図式のようです。
どれだけ信用されていないんだ。ズマ大統領。
ただ、無記名投票を採択したズマ大統領はそれなりの根回し、見通しがある筈で、果たして辞任に必要な50人の造反者が与党から出るかと言うと懐疑的です。
ちなみに南アフリカの格付けは17年8月現在S&Pが「BB+」です。
いわゆる「投資不適格」、「ジャンク級」って奴です。
どっちを買おう。そうしよう
相変わらず意志薄弱で、主張が二転三転していますが(汗
「新興国通貨の割合が高すぎる!もうリラ、ランドは買わないぞ!」 ↓ 「近頃のリラブーム。賑わうリラスワップ派」 ↓ 「羨ましい」 ↓ 「7月は0.5枚ずつ、1枚買ってしまう」
更に1枚、2枚買い増しを考えていたりもしましたが、先日のリラ急落(31円割れ)を見て久々にドキッとしました。
もちろんレバレッジ、維持率的には全然余裕がありますが、やはり何があるか、どうなるかは分かりませんね。
前々から書いていた通り、自己ルールにキチンと従って、これ以上の「新興国通貨買い」は控えようと思います。
その場その場でルールを都合よく変えてはダメですね。
正直、物凄くリラ買いしたいですが。
こうなってくると、別の投資先を考える必要が出てくる。。
ドルはイマイチ、パッとしないしなぁ。。
こんなことを言って、半月、一ヶ月後の投稿では「リラを買いました!」とかまたほざいていそうですが。
そうならないよう気を付けます(汗