海外株戦略の練り直し|株価指数CFDでFXから分散投資
先に結論を記述すると『取引所CFDによる海外株投資だけでなく、店頭CFDでS&P500にも投資を行おう!』と決意しました。
以下は海外株を始めたきっかけと、今回の決意に至る経緯、そして「取引所CFD」と「店頭CFD」の違いを比較検討したものです。
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FXスワップ派として投資を開始し、拙いながらも10年以上が経過した今、自身の金融資産のほとんどがFXに充てられています。
スワップ派ですので新興国(トルコリラ、南アランド)買いでして、超長期の安全運転中(レバ1.5倍程度)です。
FX資金が500万を超えた頃、「そろそろFX以外に分散投資した方が良いかな…」との思いから行き着いたのが「海外株CDF」です。
国内現物株を200万程度、2005年の頃にやっていましたが、結果は散々たる物。
個別株の選定などできないため、「インデックス」に興味を持ちました。
また、日本景気・日本企業のうだつの上がらなさに辟易し、「やっぱ海外だよな」と素人全開の思考で進んでいます。
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海外株でもETFとかCFDとか、店頭取引とか取引所取引とか
このブログのサイドバーでほぼ毎週、配当が入るとTwitterで呟いていますが。
私は「M2J(マネースクェアジャパン)」で「CFD」による海外株の取引をやっています。
現時点で保有しているのは英国代表百社の株価指数「FTSE100」を二枚だけです。配当狙いで長期保有する予定です。
しかし。
FTSE100の購入を続けて行こうとする思いとは裏腹に、以下のような気持ちが常にありました。
- 英国だけでなく、やっぱり米国にも投資したいな…
- EU離脱が決定して、長期的には英国景気に陰りがでないのかな…?
- EU問題抜きにしても、一社や一国に傾倒するのは危険だよな
- NYダウとかS&P500も買いたいな…
- NYダウはM2Jでも買えるけど、レバ1倍で資金が200万必要だし高いなぁ
- レバ2倍でも100万でしょ。もっと小口で買えたらなぁ
どうでしょう、結構真っ当な悩みだと思いませんか!?
配当相当狙いであればFTSE100が魅力的ですが、やはり英国企業だけに偏るのは心配です。
NYダウを買うにしても、レバ2倍で100万円が必要。
今の私には頑張って一枚がせいぜいです。一単位あたりが高額と言うことは、多少の余剰金が出ても売買できず、資金効率が悪いですね。
そこで次に考えたのが店頭取引CFD
M2J社のCFDは「くりっく株365」による「取引所CFD」と呼ばれるものです。
FXでも店頭取引と、くりっく365がありますが、CFD株にもあるんです。
くりっく株365(取引所CFD)の特徴
さて、次に目を付けた店頭CFDについて書く前に、くりっく株365を振り返ってみます。
そもそも、くりっく株365に私が感じた最大の魅力は、「くりっく株365によるCFD株取り引きでは、為替変動リスクを負わない」と言うことです。
既にFXへ投資資金の大部分を突っ込んでいる自分としては、分散投資として「為替リスクなし」は願ったり叶ったりでした。
ここでくりっく株365によるCFD取引での特徴を簡単にまとめてみます。
- 海外株を買っても為替変動リスクを負わない(円建て)
- くりっく株365の証券会社であれば、「金利相当」「配当相当」が発生
- スプレッドも共通
- 取り扱いは日経225、NYダウ、FTSE100、DAXの4種だけ
- 売買手数料+スプレッドが発生(手数料は各社異なる)
- 取り扱いの最低単位は1枚から
ただ、「為替リスクなし」は魅力的ですが、「S&P500」などには投資できません。
また、売買の最低単位が「1枚」であるため、比較的高額な資金が必要です。
レバをかければ元手は少なくとも可能ですが、あまりレバをあげると危険ですしね。
そして、くりっく株365による取引を行う証券会社は、基本的に「手数料」と「売買システム」以外に差が無い点が特徴です。
レートや配当相当などは各社共通なので、FX会社のような「スワップポイント競争」はありません。
また海外株の場合、くりっく株で「買い」をしたら金利相当を引いた配当相当が受け取れます。 「清算価格×100×無担保コール翌日物金利(平均)×日数÷365」で計算できます。明瞭です。
まぁ、超低金利の日本なら当面気にする必要はないですね。
くりっく株365取り扱い証券会社
複数ありますが、私が使っているM2J(マネースクェアジャパン)以外に、「岡三オンライン証券」「マネックス証券」「SBI証券」などがあります。
ただし!
私はM2Jで海外株CFDをはじめたことに、後悔しています。
M2Jは売買手数料が高く、そのクセ2016年、2017年の顧客情報流出など、信頼性にかける会社であるためです。
前記した通り、「くりっく株365」の場合、会社ごとの個性が出せるのは「売買手数料」と「システム」くらいです。
システムとは、すなわち「安定性」や「ツール類の有無」「操作性」などでしょうか。
この辺りを調べてみると、個人的には「岡三証券」を推しています。
今後、マネスクから乗り換えるならこちらにする予定です。
後はツール類があまり無いとのことですが、安定性はありそうな「マネックス証券」でしょうか。
ちなみに手数料をあげてみると、マネスクが324円~なのに対して、岡三証券は153円(税込み)、マネックス証券は152円(税込み)のようです。
※こちらから「取引所CFD(くりっく株365)」の岡三オンライン証券に口座開設が可能です(無料)
※こちらから「取引所CFD(くりっく株365)」のマネックス証券に口座開設が可能です(無料)
今回目をつけた店頭CFDの特徴
一方で、「店頭CFD」と呼ばれるCFD取り扱い証券会社はどうでしょう。
こちらは「くりっく株365」の様に「各社共通」とはなりません。会社ごとの個性があります。
簡単に特徴を上げてみます。
- 為替変動リスクを負う
- 配当や金利は価格に織り込み済み。価格調整が発生
- 取り扱い銘柄は株価指数の他、商品やETFなど多数
- 証券会社により提示レートやスプレッドが異なる
- 最低取引単位が0.1枚などもあり、小さく買える
- 最大レバレッジ(上限)がくりっく株よりも低い
- 売買手数料は会社により0円~額は異なる
個人的には一長一短だと思っています。
私のようにFXからの分散投資を考えた時は、為替リスクを負わないくりっく株の方が良いと思います。 配当相当を貰いたい場合もそうですね。
その一方で、投資可能な取り扱い銘柄が少なく、最低取引単位が大きい(元手が高額)点がネックです。
店頭CFD取り扱い証券会社
独自の個性が出せる「店頭CFD」による証券会社では、「GMOクリック証券」「DMM」「IG証券」などがあります。
中でも目的のNYダウやS&P500の取り扱いがあり、他にも「NASDAQ、FTSE中国、SGX」など多数扱いがあって、CFD取引の売買手数料が0円。
メディア露出もほどほどに行っている大手であるため、私がこれから利用を考えている「店頭取引」の証券会社は「GMOクリック証券」です。
※こちらから「店頭CFD」のGMOクリック証券に口座開設が可能です(無料)
FXからの分散投資、海外株戦略
相変わらず、「戦略」なんて大層なものではありませんが。
私は次の方針で行こうと、決心した次第であります。
悩んでいた私の背中を後押しした「マネスクの不祥事」にはある意味感謝です(皮肉
FXと、配当相当狙いについては従来通りですが。
新たに「店頭CFD」の証券会社に口座を開設し、NYダウかS&P500への投資も開始してみようと思います。
上述している通り、「店頭CFD」では為替リスクを負ってしまいますが、店頭CDFなら可能な0.1枚単位など、コツコツ購入を行い、超長期の低レバで保持することで、リスクは軽減させます。
海外株の分散として、英国FTSE100(配当相当狙い)と米国NYダウ・S&P500(キャピタルゲイン)と言った感じです。
どの会社で取引しますか?
NYダウやS&P500に投資するには、くりっく株365の証券会社ではダメな訳ですから、店頭取引を行う証券会社から選びます。
色々調べた結果、手数料、取り扱い銘柄、知名度など考慮して「GMOクリック証券」に口座開設することとしました。
「大手が安全」と言うのは幻想かも知れませんが、それでもマイナーな会社より、有事の際に対応がキチンとされることでしょう。
また海外株の取引手数料は無料です。
正直、頻繁な売買は行わないため、手数料に対する優先度は高くありませんが…。
さて。
問題なのは現在進行形で「くりっく株365」取引しているマネスクです。
問題児マネスク。
この会社の問題点、不満は過去の投稿「やっぱりM2J(マネースクェア)はダメか…」で吐露しました。
ここで既に購入済みのFTSE100、二枚をどうするか。
更には、今後配当相当狙いのFTSE100購入をどうするか?です。
新たにくりっく株365取り扱い証券会社にCFD口座を開設し、そちらで再開するか。
不満いっぱいながらもこのままマネスクで続行するか。…どうせもう個人情報流出されたしな(毒