100円の壁を前に右往左往する自分
前回の記事でも触れましたが、一時100円割れを達成したものの、その後は口先介入による警戒感などから100円の壁はなかなか突破できない状況が続いていました。
買った矢先に売ってしまう
実は100円割れ~100円台半ばくらいをうろうろし始めた頃に、私の中では結構なロングを取りました。と言っても一回のオーダーが0.2枚とか、0.3枚ですが。
100.50で0.2枚、100.30で0.2枚、そんな感じです。
普段から高レバレッジについては「悪」と考えている私ですが、その時はメイン口座の外為COMも、セントラル短資も、レバ2倍に迫る勢いでした。
主に100円半ばから100円前半で建てています。…そしてロングを取った矢先に思うのです。
私がトレードの参考にしているいくつかのブログ主さんは、こぞって100円割れを警鐘している。
もっと言えば95円あたりまで下げる可能性が高いとも言っている。それに、その先の不透明感も。
ここで、調子にのって「安いじゃん」と値頃感からナンピンして。けれど一向に値崩れは収まらず、どんどん不安が大きくなり。
最終的に全てロスカットされた「サブプライム」の時が脳裏に過ります。
「建てるのが早すぎたか?」
「もっと下げてから、順張りで買うべきだったか?」
何と言うか、行きあたりばったりで主軸がないですねorz
そして不安にかられた私は、ロングを建てた玉を、次々に売りました。差額はプラス100円だったり、マイナス100円だったり、そんなトレードをしていました。格好悪い…。
すぐさま98円~96円あたりに指し値をいれます。
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100円を前に右往左往するも…
あれからおよそ2週間くらいでしょうか。結局それ以降、100円を割れることはなく。
本日に至っては米国の9月利上げ観測なども相まって、102円まで戻しています。
ああ、あの時100円前半で建てたロングを持っておけばよかった…。
と思ってもあとの祭りです。
いったん落ち着いて考えてみる
泣き言ばかり書いてしまいましたが、総じてみれば間違ったことはしていないかも知れません。
いえ、強がりではなく。…たぶん。
以前も書きましたが、独り身ではなく住宅ローンも抱える私にとって、現在トレードに使用している約500万は虎の子です。これを溶かしたらFXに復帰はできないでしょう。
だから、慎重の上にも慎重を重ねることは決して悪いことでもないかも知れません。仮に多少の機会損失を出したとしても。
それに、私は予てから公言している「スワップ派」です。トレードの知識も、センスもありません。
あるのは「忍耐」と「よそ様のブログ情報」です。
そして何より、「底値を取ってやるぜ!」感が強すぎました。その中には、5%・・・ いや、10%くらいは。
ブログで「私は底値取りましたけどね。ふふん。」ってしたり顔したかったという理由もあるでしょう。
これはおかしい。
FX取引、早期リタイアのためのブログが、ブログのためのFXになっては本末転倒です。
だいたい、為替差益を取るのが目的ではない私にとって、必死に底値を取りに行く理由はないのかも知れません。
為替差益を取るのが目的ではない私にとって、必死に底値を取りに行く理由はないのかも知れません。
「頭としっぽはくれてやれ」です。
確かに取得単価が安ければ良いことは言うまでもありません。取得にかかる保証金も少なく済みますし、底値で拾えればすぐさま買値にロスカットを設定し、後は将来、いつか来る「下げ相場」まで永遠にスワップを生んでくれる超優良玉になります。
でも、底値を狙うってことは、逆張りになりがちですから、リスクも大きいんですよね。
問題はこれからどうするか
9月利上げ観測などを受けて、ドルはまだあがりそうな気配です。
けれど、このまますんなりドル高・円安のトレンドになるかというと、そうではないと思っています。
まぁ、例によってよそ様のブログ情報からですが。
ですのでまた、100円割れを伺う機会がそう遠くない日に来るのではないでしょうか。
100円のように節目に下げて、少し戻して、「やばい 買う機会を逃した」と慌てさせるこの空気感。
10年の取引期間の中で何度か経験してきたように思います。
ここはぐっとこらえて、先日無期限で指し値を入れた98円~96円の指し値をそのままにして待ってみようと思います。
さあ、この判断が吉と出るか凶とでるか。
ただ、この決断のよいところは「実現損はしない」という点です。
仮に判断が間違っていて、このままドル高進行するのであれば、柔軟に「順張り」戦略で買えば良いのです。
底値は拾えませんが、超長期保有を目指す自分にとって、5円くらいの差額は誤差みたいなもんです。
うん。自分は間違ってないぞ。
そう思わなきゃやってらんねぇよ!ちくしょう。