CFDで米国株投資

米国株で早期リタイアを目指します

リラ20円割れも現実味を帯びてきた

30円を割れるのかどうなのか!

なんて注目されていたのがもう大昔のように、リラは20円台に定着してきました。

それでも当初は29円と30円を行き来したりもしていましたが。 気づけば最後に30円台だったのは1/9のことです。

なんと!もう二ヶ月以上も20円台に居座っています。 そしてここ数日は27円台前半が居心地良さそうです。

このブログでも2017年1月に「20円台を踏みならして来て、その先も決してないとは言えない状況じゃないでしょうか」と投稿しています。

あれから一年少し。 20円割れまでの距離は短く、可能性も高まったように思います。 やはり、高金利通貨の宿命でしょうか。

極端な話、リラが10円台になろうが構わない

今更降りられない勝負です。 どこまでも付き合う気ですよ!

損切り、または強制ロスカットされない限り、含み損はどこまでも含み損です。 20円台で200万の含み損でも、10円台で300万の含み損でも、どちらでも構いません。

このブログでも再三に渡って嘆いているように、FX取引からの「リラ取りやめ」が起きなければ、それで良いのです。

これは何度もこのブログで書いている(嘆いている)ことなので、今日は止めておきます。

でも、先日リラ系ブログが無いかフラフラさ迷っていたら、大手サイトで次のような記事を目にしました。

「仮にトルコがデフォルトしたとしてもリラが0円にならないことは、過去にデフォルトした国を見ても分かることだし、新通貨が発行されたとしても、新旧通貨との交換レートは存在し・・・」云々かんぬん。

これは、この文章は現時点で予測される限りで決して嘘はないと思います。 でも、「FXスワップ派」に向けた記事としては、一番大事な部分を隠している(或いは抜けている)ように思うのですが・・・。

[pc][ad1][/pc][mobile][ad4][/mobile]

交換所で円とリラを取引し、生リラを保有しているならば、上記の通りだと思います。 けれど、スワップ派は自分も含めて、取引所の管理化で、FX取引としてリラを保有している人達です。

国家のデフォルトや、通貨価値が0円に迫るような下落が起きた時に、本当に「今まで通りに」リラがFXで扱われ、取引できるのでしょうか・・・。

フランや香港ドルクローナを見ても、保証金の大幅引き上げや取引通貨からの除外、ありそうですけどねぇ。。

をっと。

このままではいつもの管巻きになってしまうので話を変えましょう。

世の中ではペソが騒がれ始めてきた

金利通貨投資系のブログ、スワップ派の人達を見ていると最近はメキシコペソ投資を行っていたり。 薦めている記事が増えてきた気がします。

リラがいつまでも右肩下がりを続けている状況で、他の通貨に手を出す人、乗り換える人。 また、これからスワップ投資を始める人の中には、「リラはちょっと危ないな・・・」「トルコは心配だな・・・」と考えて。 メキシコペソに投資を始める人がいても、不思議ではありません。

実際、私もトルコとメキシコの格付けや評価をググったりなんかして、「これからはリラよりペソや!」と思った時もありました。 試し買いとして一枚拾った時もありました。(現在保有中)

でも今は。 リラは言うに及ばず、ペソへの追加投資も考えていません。

一つには投資先の割合として「FX」へ偏ってしまっている問題もありますが。 「そもそも、FXスワップ投資って、どうなのよ?」の思いが拭い切れないからです。 そして、「高金利通貨は下落する宿命。そのための金利差」との指摘も。

過去には「FXスワップ派を否定するブログを読んでみた」なんて投稿をしたりもして、スワップ否定派を否定してきましたが。 心のどこかで、100%は捨て切れなかった上記思いが、最近はむしろ肯定感よりも大きくなっている自分がいます。

ペソも、いつか同じように

「メキシコペソによる一日一万円スワップ受け取り生活」なんてタイトルを冠したブログがポコポコ現れて。 高レバレッジによる×千万や億を目指したブログも登場。

「メキシコペソで早期リタイアするぜ」なんてドキュメンタリー型ブログが一時、羨望の眼差しを受けた後に、ペソの長期下落。

そして強制ロスカットや退場者の阿鼻叫喚。

・・・しばらくした後、別の高金利通貨へスワップ派の注目が集まり・・・。

これって、ポンドやAUD、NZDだった頃から、ZARやTRYへ移り。 今、MXNに再び移りつつあることと同じ気がする。

最も、ポンドやAUD、NZDは新興国ではなく先進国だし。 サブプライム問題も収束した今、通貨レートはそれ以前の値に7・8割戻しています。

でもトルコリラ南アランドは・・・。

[pc][ad1][/pc][mobile][ad4][/mobile]

トルコと南アの状態が違えば、メキシコの状況もまた違います。 国家の違いだけでなく、当時とは世界情勢も違います。

私に未来を予見する力はありませんし、それどころか将来のレートを予測するセンスや知識すら持ち合わせていません。

けれど、確定している「過去」を参考に、下落を続ける高金利通貨と、上昇を続ける米国株なんかを比較すると。

少なくとも、「わざわざ」高金利新興国通貨に舵を切る理由はあまりないように思います。

魅力はスワップの高さとレバレッジ

あえて挑戦する理由は、その危なげな道のりのために高額付与されるスワップと、FXによるレバレッジでしょうか。

50万とか、100万とか。 タネ銭がこのあたりなら、分散投資するメリットよりデメリットの方を自分は大きく感じてしまうので、リラ全力買い!とか、ペソ1点買い!もありなのかな、と思います。

でも、タネ銭が300万とか、ある程度の額にまとまってきたならば・・・。

その一方で、リラ30円としてレバ1倍でも(控えにみた)スワップ80円/日でリターンは約10%です。 レバ二倍なら脅威の20%。

この魅力をただ捨てるのも惜しいので、やはり全体投資の二・三割程度に留めておくのが正解でしょうか。

GTC!GTC!! GTC注文のご利用は計画的に・・・

ところで、先日リラが27円台半ばに到達した頃、証券会社から約定通知が飛びました。

有効な注文と言えば、含み益になっていた通貨に対する、「買値での決済売り(ストップ)」くらいしか出していない自分ですので、何が決済されたのか焦りました。

メールを見ればリラの売りです。 はて、リラで含み益になっていたポジションなど無いハズなのに・・・。

しばらく経った後、気づいたのは。

29円を割れるとか割れないとかに注目していた頃の話です。

「27円台中を超えて下げ始めたら一部反対売買のポジションを持って両建てしよう」

「それ以上の下落を一部ヘッジしよう」

と。

売り注文を新規で出していたのでした。

「27円を超え始めたら本格的にやばい」

当時の思いは何処へやら。

いつの間にか20円台は普通の感覚になってきてしまったため、段階的に指値してあった売り注文はキャンセルしました。 既に約定してしまった新規売りは全量を、悔しいので少しレートを下げて買い注文したらどうにか刺さりました。

棚からぼた餅的に頂いた5000円ですが。

GTC注文は気をつけないと怖いな、と。 そんなことを思った一日でした。

・・・なんだそれ。