CFDで米国株投資

米国株で早期リタイアを目指します

リラ円のスワップ投資で儲かっている人っているの?

ふと思ったくだらない話ですが。

兎角、FX初心者の方は「FXスワップ投資はリスクが低く、コツコツと堅実に儲けられる」的イメージを持っている気がします。 かく言う、私もそうでした。

投資センスも知識も無い。

だけど労働による給与だけでは先が無い。

何か、投資を・・・、投資をしなくては!

っと、始めたのが国内個別株とFXであり、けれど呆気なくリーマンショックで散ってからは。

「低レバレッジで絶対にロスカットされず、コツコツ積み立てて行けばよい!」

そうすれば必ず儲かるハズだ!!

っと、「FXスワップ派100%」みたいな考え方になった訳です

で・・・、だ。

まぁ、目も当てられない、と言った状況(平均取得価格50円台のリラ9枚。評価損は200万以上)で身動き取れない現在の私さんですが。

そもそも、リラ円投資で「スワップ派」として儲かっている人って、いるの?と。

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節子・・・、それスワップやない、うねり取りや

以下の条件で整理してみた。

  • 2017年1月からスワップ投資を開始したと仮定
  • よく分からないけど、一日90円のスワップが発生と仮定
  • 分かりやすくポジションは1枚
  • 証券会社からリラ円の月単位終値で考察

要するに、(一般的に)高金利通貨の宿命である「レートが下がる」勢いと。

抗う「スワップの発生量」との対決で、これによって儲かっているかどうかが決まる訳で。

ああ、これ、考えるまでもなく「儲かってない」になるよな。

それでも一応、自分なりに計算してみた。

17年1月に買うと、その月の終値は29.90円。 1枚で1日90円のスワップ(仮定)なので、1ヶ月に2,700円のスワップ含み益が貯まっていく計算。

なんだか、勘違いしている要素がありそうだが、整理したものが下表。

・・・もし間違っていなければ、意外に「評価益」だった期間が長いですね。 ただ2018年4月頃からガクンと下降し、あっさり評価損状態になってしまっています。

米国との牧師争いなど、色々あったとは言え、このあたりが「コツコツ貯めてドスンとやられる」なんでしょうか。 仮に2017年1月よりも早くリラ円にスワップ投資している場合、もっと評価損は大きくなっているでしょう。

2017年1月から一年強の間だけを切り取れば「儲けている」とも言えそうですが、そんな短期で都合よく売買するスワップ投資はないでしょう。 そもそも、純粋に「スワップで利益がでている」と言うよりは、評価益も評価損もスワップ要素でなくレートの変動値によるものと言えそうです。

2018年8月の月ベース終値16.98がトルコリラ円の最安値だったと仮定して、ここで買っていれば大勝ちな訳ですが。

結局のところ、底値で拾う、または底値近辺で拾う、と言うタイミング要素が必要となるならば、それって「スワップ投資」と言えるのかどうか。

底値近辺を判断して買えるならば、そもそも高金利通貨である必要があるのかと。 単純にキャピタル狙いならダウの方がよほど上昇余地がありそうです。

厳密に言えば、上昇せずとも、最悪下落せずに横ばいであればスワップ分で少しずつ浮いていきますが。 レンジはいつか上または下どちらかに動くことになるでしょうし。

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だから何だと言われればそれまでですが

スワップ投資と言えど、「いつ買っても良いのだよ」とまで懐は広くないと思うのですよね。 まぁ、こんなことは適当なタイミングでエントリーして、現在200万以上の評価損を持っている自分を見れば、ハナから分かっていたことかも知れませんが。

そうは言っても魅惑的な利率があるのもまた事実な訳でして。

やはりサテライト的に、と言ういつもの結論でしょうか。

個人的には、スワップ投資に全ツッパ!と言うのはお薦めできません・・・。

どうしてもスワップ投資の特性として、高レバレッジでは狩られる可能性があり、ロスカットにかかると通常、スワップではとても賄えない損失を被る。 スワップに目が眩んで過大なポジションを取ってしまい、「コツコツドスン」で退場・・・、と言う人を沢山見てきました。

だから、「ロスカットされないように」とするとレバレッジを低くする必要があって、タネ銭は大きくなる。

また、それなりのスワップ額を受け取ろうとすると、ポジション量が増加していくため、やはりタネ銭は大きくなる。 そこで、もしリラのように一方的な下落が続いてしまうと、大きな評価損となり、額の大きさから損切りもできず、身動きできなくなる。

微々たるスワップを受け取りながら、その何十倍も早い評価損の膨らみ方を、ただ指を咥えて眺めるしかできなくなる。

こんなパターンが多いと思うんですよね。 自分はまさに後者の好例です。