通貨安、失業率高止まり、トルコにまた陰りが・・・
一月末に、ニュース拾い読みで以下の投稿をしました。
・・・(中略)・・・ やはり何にしても、新興国、取り分けトルコはリスクが高いことを認識し、スワップ目的で投資資金を「全ロング」とかは控える方がよいと思います。
- トルコでは3月31日に統一地方選があり
- 選挙対策として、エルドアン大統領による利下げ圧力が高まる可能性も
- トルコ議会は、金融安定に問題が発生した場合、大統領に緊急対応できる超法規的措置の権限を認める決議
- トルコの信用リスク(デフォルトリスク)は新興国の中で依然高い水準(CDSスプレッド)
この投稿から約一ヶ月。
一時期の悲壮感はどこへやら、またリラスワップによる楽天的な見方がじわじわ広がっているように感じます。
しかし。
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トルコにはまた、いくつかのネガティブなニュースがでていますね。 レートは20.82円。 段々下値を広げていきそうな気がしないでもありません。(私にチャートや値動きなど分かりません!)
ここでちょっと紹介してみます。
- ゴディバの日本事業をトルコが売却(しかも韓国・・・)
- ホンダがトルコの工場を2021年に閉鎖
- 2/15に発表した11月失業率は12.3%高い数値
- 格付け会社S&Pはトルコリラ相場の弱気見通しを継続。2022年まで下落基調が続くとの見通し
- 中銀が2/15に発表した投資動向では外国人投資家のトルコ株が6300万米ドルの売り越し
- 外国人投資家によるトルコ債の保有1億300万米ドル減。4週連続売り越し
通貨リラ暴落による影響
米国との関係改善や予想外の中銀判断もあって、リラはなんとか20円台まで戻して落ち着きましたが。
やはり通貨安の影響や諸々の不安による影響は大きいようですね。
ゴディバの件なんかは元々見知っていましたが、ホンダの工場閉鎖や失業率の高止まりなど、まだまだ厳しい状況です。
SPによる見通しや、外国人投資家によるトルコ株・債権の売り越しも強く。
元々、FXによる通貨売買や特にリラのロングはミセス・ワタナベが圧倒的との話を聞いたことがありますが、喜んで飛びついているのは本当に日本人だけなのかも知れませんね。
・・・まぁ、私も含めてですが(汗
これらの状況に業を煮やして、エルドアン大統領がまた余計なコト(圧力)を大々的にし始める可能性もありますね。
トルコリラ一点買いは自制しましょう
とかを否定するものではありません。
人それぞれ資産も、ライフスタイルも違いますしね。
・・・が、スワッパーということは超長期。
数ヶ月前まで暴落し、その後は一転して20~21円定着。
暴落時の10円台後半で買った人は勝ち組だぜ!なんて空気も出ていた(?)ところでまた20円割れも怪しそうな空気・・・。
ちょっと落ちつかな過ぎだと思いませんか。
やはり高金利通貨の中でも、群を抜くだけの理由はある、ということでしょうか。
スワップ派で貫くなら、リラ、南アフリカランド、メキシコペソに分散がいいと思います。
個人的には、米国株インデックスに税優遇制度(つみたてNISA)を利用してコツコツ積み立てしつつ。
つつ。
サテライト的にスワップ投資するのがお薦めだと思っています。
●リラ買いスワップ スワップ目的のリラは「外為どっとコム」をお薦めします(アフィなし) スワップも比較的高く、スワップだけを任意のタイミングで決済できる便利機能付きです。 個人的に使い勝手や信用も高いです。
●メキシコペソ買いスワップ メキシコペソなら「セントラル短資」をお薦めします。 こちらは毎日、スワップのみ決済されます。 スワップの高さは断トツだと思っています。 こちらの会社も、使い勝手や信用は高いです。