ITやAI化の過渡期に生まれたら負け組だよな|長期投資で早期リタイア
前回に続き、生活・早期リタイアネタ第二弾です。
先日、テレ朝のモーニングバードで「AIの普及により近い将来なくなる仕事」的な特集をやっていました。
出社前の準備をしつつ流し見だったので、あまりしっかり見ていませんが…。
なんでも「会計士」や「タクシードライバー」は早々に「AIへ取って変わる仕事」の代表だそうで。
大手会計事務所やタクシー会社のお偉いさんへ「お前のところの仕事はAI化でなくなりそうだけど、どう思うん?」とインタビューしていました。
なかなか前衛的ですね(にっこり
ちなみに彼らの職業である「アナウンサー」は「AI化で奪われにくい仕事」の代表として紹介されていたことを付けくわえておきます(にっこり
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IT化とかAI化とか過渡期に生まれたら負け組だよな
最近とみに思うのはIT化にしても、AI化にしても過渡期に生まれた1970年代や1980年代って損だよなぁということ。
いやもちろん、野心溢れる方や才能ある優秀な方は、こう言った技術革新、過渡期に「チャンス」と思うんでしょうが。
特に何の取り柄もなく、野心もない、「早くリタイアしてぇーなー」みたいな自分にはそう感じるのです。
AIに真綿でクビをしめ落とされる
程度の差はあれ、AI化により従来人間が行っていた仕事が奪われていくのは事実でしょう。
番組では確か、馬車を操る「御者」が車の普及により無くなったが、代わりに車が普及したことで新しい職業が生まれたとし、「奪われるのではなく変わっていくもの」と有識者がコメントしていました。
提示された例で言えば確かにそうでしょうが、ちょっとマクロ視点過ぎる気がしませんか。
馬車を操っていた「御者」の方が失業したとして、馬の代わりに簡単に車を操れるとは思えないし、車を設計したり、整備したりできるとも思えない。
「田中さん」や「佐藤さん」と言う個を捨てた話で言えば、有識者の言いたいことも分かる。
「馬車」が無くなった分「車」の仕事が増えたよね。だからトレードオフだよね。
確かにそう言えるけど、現実働いているのは個々人であって、失業して苦しむのも個人です。
年配の御者が失業して、代わりに若手が新しい「自動車産業」にスライドしたとして、それで万々歳とは言えない訳です。
その辺り、ちょっと浮世離れした有識者様やアナウンサー様はちょっと違うな、って感じでした。
「他業界に転職出来ない無能が悪い」とか切り捨てられたらそれまでですけどね。
※誤解無きよう言っておきますが、私は他業界どころか同業界すら転職できないような無能ですからね※
そもそも総研、ちょっとその例違くね?
そしてそもそも、AI化普及により「人手が不要となる仕事(失業)」と「馬車から車へ」変わったケースは根本的に違うのではないだろーか。
「馬車から車」は『モノ』や『ライフスタイル』『サービス』と言った、つまりは人が扱う「対象」が変わった話だ。
一方、今回のAI化については『ヒト』そのものが『機械』に置き換わる話だ。
ちょっと例えがずれている気がする。
もちろん、AI普及により今は無い新たな職業も出てくるんだろうけど、特定分野を除いた多くの人達が失業するなか、その受け皿となるだけの仕事が登場するかと言うと考え辛い。
それにAIが普及しても生き残ったり、登場する仕事のジャンルは、AIでは当面扱い辛そうな「心理」「宗教」だとか、或いはAIを管理するもっと高度な知識を有するものだと推測される。
いずれも専門性や高度な知識が必要で、その点で言っても多くの人達を受け入れられる間口になるかは難しい。
そうなれば「転職できない無能」と簡単に切り捨てられない話になってくるんじゃないでしょうか。
中途半端はいけない
そこで本題のタイトルです。
例えば本当にAIが実用性を持って普及し始めて、件のタクシードライバーが機械に置き換わっていくとする。
でも、まだまだ他の業界は人間がやっているとなると、「単純に失業した(ドライバーの)人達」で終わってしまう。
このじわりじわりとAIが浸食していく過渡期が一番辛い気がする。
他分野の人間は従来どおり働いている。まだまだ「働かねば生きていけない」時代にある分野ではまるまる失業する。
正にカオスじゃないか…。
だから損だと思うんです。過渡期の現役世代は。
「シンギュラリティ」と言う言葉があります。
日本語で言うと「技術的特異点」だそうで、簡単に言うとAIが人間を超えること。
また、これまで「ゆっくり進化してきた人類」が、「無限大みたいな速度で進化」するようなこと。
大体こんな感じっぽい。
2045年問題とも言われていますが。
これってパラダイムシフトとも密接した話だよね。
まだ誰にもどうなるか分からないけど、いっその事、ここを超えてみたら、なるようにしかならないと皆が受け入れる、覚悟すると思うんだけど。
そこまでの道すがらは、ゆっくりゆっくり、平凡な人から駆逐されていく世の中になるような気がして。
世知辛いなぁ。現役世代の私。
ぶっちぎった向こう側の世界45
現役世代と言えば、親の老後が心配な世代でもあるはずです。
自分の親も、嫁の親も、いい歳です。
年末年始やお盆で顔を合わせる度、歳をとったなぁとしみじみ思います。
会うたびに体が小さくなっている気がする。
知人から介護の話を聞いたり、ネットニュースを見る度に憂鬱な気持ちになりますが。
ロボットが感情を持たず、綺麗も汚いもなく身の回りの世話をしてくれていたりするだろうか。
もっと言えば老人介護に限定せず、老若男女問わずに労働など不要な世界で。
誰もかれもバーチャルの世界でキャッキャウフフしていればよし。
食料を生産するのも、食事を提供するのもロボット。健康管理も、医療提供もロボット。
そんな世界になっているのだろうか。2045年。
…やっぱりターミネーターの世界でしょうか。
余談ですが
あ、全然セミリタイアと関係ないや。
無理やりこじつけてみる。
他の世代で言っても、100年先の将来なんて見えないのに。
2045年問題を抱える今の世代なんて、もっと分からん。
だったら老後の心配なんてしないで、早々にセミリタイアして今を生きた方が良いのかな?
運が良ければお金も何もない、ロボットが全部やってくれる時代。
「労働力」の考えがなければ、貧困も格差もない。
運が悪ければターミネーターの世界。
お、そう考えるとどっちにしても「老後資金」なんて不要そうですね。
まぁ、そんな風に割り切れる大物なら、こんなブログやってませんけどね。
確実に言えることは。
原始時代に生まれても、江戸時代に生まれても、SFな未来に生まれても。
自分は「生まれて来たのが今の世代でなければなぁ」なんてぼやいている気がする。