リラスワップ、CFD株配当で利益を出した年でした|2017年まとめ
12/29は証券取引所の最終日「大納会」です。 いよいよ2017年も終わりが見えてきました。
最終的な損益は新年を迎えてから、各社資料を元にきちんと算出してみようと考えています。 確定申告もしなければならないですし。
ただ、2017年上期のスワップ利益がおよそ16万だったため、大きな出来事を失念していなければ下期も同じ+αくらいでしょう。
CFDポジションの移行に伴う利益が少し加算されるから、ざっくり今年は40~50万くらいの利益になっているだろうか。 どうだろう。
もしそうなら、今の投資資金が大体700万くらいなので、+6%の利益ですね。 結構・・・ 悪く・・・ ない?
リターンの額も大事ですが、今年は10年近く「FX一辺倒」「リラ・ランドの新興国高金利通過によるスワップ一辺倒」だった投資方針を変更した年でもあります。 この辺りを振り返りつつ。
2018年も頑張ってみたい。
FXスワップだけ、高金利スワップだけは危険
あくまで個人的な感想です。 スワップオンリーで投資されている方のスタイルにケチをつける気はありません。
何度と無くこのブログでは書いていますが、FXに手をだして10年以上。 スワップ派としては10年弱。
リーマンショックの後は「低レバレッジ、コツコツ投資」に努めて。 何度も発症するポジポジ病をどうにか抑えては、他の投資で「うぇーい」している人達を羨望の眼差しで見つめつつ。 つつ。
「自分は自分」と割り切って、地味~で、つまらない投資スタイルを貫いてきました。
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・・・こうやってキーをタイプして「10年」と打ち込むのは一瞬ですが。 実際の10年は物凄く長かった。
そして、残念なことに、この長い苦節の10年を越えて得た答えは、「スワップだけでは厳しい」との結論でした。
当たり前に言われすぎて忘れがちな「分散投資」の大事さ
もちろん投資したタイミングや対象通貨、投資金額、・・・諸々の影響により大きく利益を出した、または損した人もいるでしょうが。 そういった要素に可能な限り依存しないで行きたい。
そんな考えが大きくなってきて、見過ごせなくなった年でした。 また、メインで投資している「トルコリラ」が永遠に下落を続け、デフォルトの危険性すら(自分は)感じるようになったから、もきっかけの一つでした。
来年以降、このリラ君が下落を続けるのか、奇跡のV字回復を遂げるのか。 未来は誰にも分かりません。
だから、「きっと今が底で、将来あがるはず」と信じるもよし。 「横ばいかな・・・」と様子見するもよし。 「もっと下落する。デフォルトする!」と今の内に損切りするもよし。
結局は自分の「信じる道」次第です。 テレビや雑誌、ブログでガヤガヤ言う人は沢山いますが、結局身銭を切っているのは他ならぬ自分ですからね。 誰も助けてくれません。
そして、どうなるか分からない、一通貨だけに自分の将来を預けるのはリスクが高すぎます。
それは何も、トルコリラだからと言う訳ではなく。 南アランドでも、メキシコペソでも、アメリカドルでもです。
だからと言って、全面的にFXを否定する気もない
更に言えば、自分の中では「禁忌」にも近かった、「FXって、投資対象としてどうなのさ」に踏み込んだ点も大きかったと思っています。
何しろ10年以上FX一本で投資してきたので・・・、今更気づきたくない、目を逸らしたい事実でした。
でもその一方で。
レバ一倍でも年利11%近くのリターンが見込めるトルコリラスワップ。
これはやはり魅力的で、そこは生かしたい。
だからこその、「株も為替も投資対象にする」が自分なりの結論でした。
そして、高金利スワップ投資はトルコリラにだけ依存するのではなく、南アフリカやペソも織り交ぜる。
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新興国高金利通貨へのスワップ投資は、元手の三割くらいまでに留める。
この辺りが自分なりの「現時点での」結論です。
「いろいろな物に分散させる」という意味では、今話題の仮想通貨もアリなのかも知れません。 でも、仮想通貨は株やFX以上に知識が無いのと。
どうしても「投機」と言う思い(偏見?)から、今のところ手をだすつもりはありません。
海外株インデックス、CFD投資の出会い
そんな中で出会ったのが「CFD海外株投資」でした。
「取引所CFD(くりっく株365)」であれば、円建てで投資できるため「為替リスクがなし」
ダウ、英国FTSE100、独DAX、日経225に投資可能で、ダウやFT100ならば配当相当も毎週のように受け取れる。
正に願ったり叶ったり。
「コレだ!」って感じでした。
ただし、2017/12/18に「金利計算ルールが変更されたため、少なくともダウは「配当相当」狙いで投資する旨みがなくなりました。 正直出鼻を挫かれた感が無い訳でもない。
でもFT100に関して言えば、まだまだ「配当相当狙いの投資」は『アリ』だと思っています。
2017年は4月からCFD投資を始めましたが、レートは非常に安定していて、心穏やかに配当を受け取れている感があります。 この一年、ほとんど含み損を抱える期間もなく、むしろ証券会社移行のため売却した際にはそれなりの評価益も乗りました。
以下は私がCFD投資を検討した際の投稿記事より抜粋です。
例えば英国の指数FTSE100を1枚買うと、配当だけで年50回、合計28,442円の予想値です。 元手68万でレバレッジ1倍として配当のみで4.1%の利回り。 レバ2倍だと元手34万で配当のみで8.3%です。
CFD投資だけを盲信するのも危険
取引所CFDの場合、米国ダウ、英国FTSE100、独DAX、日経225に限られます。 そしていずれも「株価」です。
やはり一つだけに依存するのは危険でしょう。 まして今年は株価が絶好調で米国は高値を更新し続けました。
そう遠くない内に、調整局面が来るんでしょう。
2017年まとめと2018年の方針
長々とこぼして来ましたが、2017年は「FXだけに突っ込むのはやめよう」と立ち止まり。
「株にも目を向けよう」と思い直した年でした。
2018年の方針は今のところ次のとおりです。
- FX
- スワップ投資はリラ、ランド、ペソに分散
- 全体の三割くらいまで比率を下げたい
- 現在の比率(八割)をどう低下させるかが課題
- CFD
- 為替リスクなしの配当狙いでFT100に投資
- レバは現行の二倍から、三倍程度まで引き上げても良さそう
- まずは全体の二・三割くらいとしたい
- NISA
- 為替リスクはあるが利益非課税は魅力
- 米国株、先進国インデックス狙い
- FXとCFDの残りを向ける
- iDeCo
- 利益だけでなく、投資対象分も非課税になるので凄まじい
- 月額固定なので比率もくそもなく
- できれば月額上限2.3万のフルフルにしたい
- ジュニアNISA
- こちらは子供のお金なので自分の趣味投資とは別
- リスクは控えめな選択にする予定
・・・と、今までの「FX一本」からは大きく様変わりしそうです。
株、とりわけ海外株や、新制度のNISAやiDeCoはまだまだ知らないことも多いですが。
FXで得た「リスクをきちんと管理する(レバを上げ過ぎない、余裕資金を持つ)」と。
「急いで一気に買わない」はどんな投資でも生かせると思ってます。
この辺りに気をつけて、ゆるゆるとやっていけたら良いな。
と、言うことで、こんな長文を読んでくれている方がいるか分かりませんが、今年もありがとうございました。
皆様よいお年を・・・。