トルコリラは売り戦略|選挙、エルドアンに決まったってよ
桐島が部活辞める的に。 私は早速リラ売りをしてみました。
とりあえず4.0枚の両建て売りです。
選挙、一時はトルコの経済苦境からエルドアン氏率いる与党AKPが苦戦するか?との情報もありましたが。
なんのことはない、あっさりとAKP・MHPの連立与党が過半数の議席を獲得しました。 トルコリラ円に投資している自分としては、残念な結果ですが、あれだけ選挙が盛り上がり、投票率も高い点は日本人として羨ましくもあります。
私も若い頃は選挙など全然行かなかったクチですが、30代になり、かかさず投票しています。 暗黒の民主政権時代のようなことを繰り返さぬよう・・・。 (ベストな投票先は存在しないけど、「よりダメ」ではない政党に投票する感じで)
話が脱線しました。
一時は決選投票か?とも囁かれたトルコ選挙は、結局一回の投票で連立与党が過半数の議席を獲得しました。 そして今回の選挙では、大統領の権限が強化された後の選挙でもあります。
辛くも「大統領権限強化」の議決を経て、そして今回国民の信任を得た訳で、今後大手を振って「大統領権限」を行使できることになります。
元々強権的な政治手法のエルドアン氏ですから、過激な政策、発言があるかも知れません。
[pc][ad1][/pc][mobile][ad4][/mobile]
こと通貨「リラ」に関しては悪いほうに転ぶ気がする
先日の投稿で記載しましたが、エルドアン氏は格付け機関「ムーディーズ」が不当にトルコを貶めるため、低評価をしていると発言しています。
また、24日の大統領戦後にムーディーズに対して行動を起こすとも・・・。
さらに、リラスワッパーには周知の事実ですが、エルドアン氏は世界中のアナリストが「更なる利上げが必要」と判断している中で。
本来独立しているはずの中銀に対して「利下げ」の圧力を加え、更にはそれを臆さず公言している人物です。
現在の市場は23.30円程度。
選挙前よりもやや上昇しています。
混戦することなく、連立与党が過半数議席を獲得したことで「空白期間」が起きなかったことと。 選挙後のご祝儀相場と言いますか、「期待上げ」なんでしょうか。
ただ、上記の通り、エルドアン氏は通貨価値の維持・向上に関して、私はてんでダメだと思っていますから。 この上昇・様子見ムードも短期に終わり、リラは下落の一途ではないかと。
そう考えています。
7/24にはトルコ中銀の政策発表です。
ここまではウダウダとする可能性もありますが、冒頭の通り、私はとりあえず7.5枚の買いに対して、約半分の4.0枚を両建て売りにしてみました。
スワップ減額は覚悟の上です。