米国株はこれから先も本当に安泰なのか
素人の戯言だと前置きつつ。
つつ。
最近微妙に気がかりなことがあります。
私は2005年頃にちょこちょこと日本株をはじめたところから「投資」デビューしました。 当然結果はイマイチで、その後「スワップ」が手に入るFXに魅了され、取引を開始しました。
こちらも「リーマンショック」により投資資金500万の損失を経験し、「センスなし、知識なし」の自分には「コツコツ地味なスワップ投資だ」と思い立ちます。 以来、約10年に渡って、トルコリラ/円と南アランド/円を柱としたスワップ投資を行ってきました。
この投資は現在進行中であるため、○か×かと結果を言い表せるものではないですが。
リラ、ランドともに大幅な含み損で、先日は一部(70万程)の損切りも行いました。
よほどのことが無い限り、「FXスワップ投資も失敗だった」と言わざるを得ないでしょう。
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レバレッジをかけず、コツコツ長期にやる方針は間違っていなかった
過剰なレバレッジをかけず、短期売買を繰り返さず、長期的な投資をする。 この方針自体には全く問題が無かった、そう思いたいです。
では、何を間違えたのか。
そのものズバリ、出発点からの「ベクトル」を間違えていました。
出発点から「米国高配当株」や「米国インデックス」に向いて、「コツコツ長期投資」をしてきたならば、今頃「オーイェイ」でしょう。
しかし私が選択したのは「FXスワップ」であり、よりにもよって、「トルコリラ」でした。
投資の道の『歩み方』こそ間違っていなかったものの、そもそも目指す先を間違えた・・・、感は否めません。
米国株ブログのランカー達が言うように、今後も米国株は安泰なのか
過去は未来を考える上での参考になるも、それを保証するものではありません。
米国株ブログで上位を占める方たちは(米国株カテゴリに属している以上、当たり前なのですが)、こぞって米国株を推します。
私も常に拝読させて頂いてるブログはいくつかあり、その理由が定期的に記載されている関連文章を読むにつけ。
「なるほど、確かにその通りだ」
「FX、日本株など不要。米国株こそ正義だ」
そう思うのです。
少なくともリーマンショック以降、とりわけ2017年などは米国株に投資していたら・・・!と思わせる相場でした。
しかし、FXスワップでコツコツ10年やってきた結果が「無駄に年月を費やし」「損失を抱えた」ために、弱気に・・・、疑心暗鬼になっているのです。
これまでは、確かに米国株が投資先として適切だった。 でも、過去は過去。未来はどうなるか分からない。
これから先、10年、20年の長期投資を賭ける対象として本当に適切なのか?と。
もう、同じ轍を踏むのはご免なのです。
保守主義・孤立化する米国と台頭するチャイナ
冒頭のとおり、あくまで「素人の戯言」です。
最近のニュースを見聞きするに、米国は保守主義を進め、孤立化の傾向を強めているように感じます。
その一方で、「トランプが大統領をやっている今がチャンス」と言わんばかりに中国が台頭・新興国のみならず、一部の先進国にまで蜜月関係を築いているように見えます。
米国株がこれまで、安定していたのは結局のところ「米国が世界の中心、覇権国家であったから」ではないのでしょうか。
であれば、これから先、10年20年先に、米国は変わらず世界の中心にいるのでしょうか。
流石にこの短期間(国家レベルで考えれば短期でしょう)で中国が米国に取って代わる・・・、とは言いませんが。
米国一強だった時代は、確実に終わりに近づいているのではないかと。 気がかりでなりません。
そして、もしそうであった時、ダウは、SP500は、これまで通りの上昇を続けるのでしょうか・・・。
デスノート的に私が手を出す投資は先行きが暗い
なぜこんなことを考えているかと言うと、「私がこれからは○○だ!と手を出す投資は間違いなく先がない」と自分でわかっているからです。
上記でゴチャゴチャ書きましたが、そこに理屈などないのかも知れません。
「私が米国株を良いと思った。これからは米国株をコツコツやっていこうと思った」
ならば「米国株インデックス投資の先行きは暗い」と。
いや、まぁ・・・、病的な思考ですけどね。
それくらい弱気になっているのですよ。 トルコリラ10年。
10年は長かった・・・。
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結論:そんなことは気にせず米国インデックス投資
とまぁ・・・、散々喚いておいて、なんのロジカルな説明もなく。
『そんなことは気にせず米国インデックス投資へGo!』
きっとコレだよね。
おそらく、私の心配していることは「月が落ちてきたらどうしよう」レベルのことなのだと思う。
百歩譲って(?)、私の懸念が一理あるとしても。
「じゃぁどうすんのさ? ん?」
・・・と言われたら何もいえない。
より良い代案などない。
「ベスト」など分からないが、今把握している、より「ベター」なのは米国株インデックス投資。 これは間違いない。
投資先が分からないならば、いっそ「投資をしない」と言う選択肢もあるにはあるが、これはより下策でしょう。
日本に住み、日本企業に勤め、日本円で給料を貰い、日本円でのみ貯蓄する。
これでは「円」との一蓮托生だし、米国株ブロガーがよく言うように「毎年2%の物価上昇試算は、○年後に円が×円まで目減りする」って奴を考慮すればジリ貧です。
ああ・・・ もう!!
どうして10年前に米国インデックス投資でなく、FXに手を出したんだ私は!!
先行きに全く不安がない訳ではないけれど、それでもコツコツやっていくしかありませんね・・・。
・・・更に10年後、この選択は正しかったと思えているだろうか。