CFDで米国株投資

米国株で早期リタイアを目指します

FXなんて手を出さなければ良かった・・・

2021年追記:当時の気持ちを嘘偽りなく書いた本投稿はそのままとし、ここに赤文字で追記しておきます。

===追記ここから===

※2021年現在、FXは完全に投資対象として外れました。既にここ数年は、スワップ用の塩漬けFXポジションを、CFD利益で相殺し、手仕舞いしている状況です。 現在は店頭CFDでNYダウを短期売買、夫婦で積み立てNISA(米国株インデックス)、米国個別株・ETFです。 運用成績は劇的に改善しました。 自分のお金で投資する以上、他人の投資にあまり意見するべきではないですが、私個人は「一刻も早く」FXは止めるべきと思っています。

 

※CFDもFXを包括してる、同じようなモンじゃねーか!と言われるかも知れませんが、投資対象が「株(または商品)」なのか「通貨」なのかここが全然違います。私はCFD(FX)のレバレッジスタイルを否定するものではありません。「通貨」が投資対象にはならないと考えています。参考までに、私の投資している『NYダウ』が取引開始された期間から、現在までの全期間でどのようなチャートの形をしているか(チャートが読めなくても一目瞭然です)、一方FX高金利通貨の代表、『トルコリラ』がどのようなチャートの形をしているか。比較すれば、「同じダロ」とは言えないと思います。 もう一つの参考として、CFDの2017年、18年、19年、20年の利益はコチラの投稿記事に掲載しています。

===追記ここまで===

何度かその思いを吐露したことがありますが。

時々、「FXになんて手を出さなければ良かった」そう思うことがあります。 もっとも、現時点では「FXだけに集中投資したこと」を大きく後悔しているのであって、FX投資自体は今後も続けて行く気ではあります。

そう、現時点ではね。

さて、私がFXを知ったのは2005年の頃で、05年か06年くらいからほぼFX一本で投資を始めています。 当時はまだ独身でしたし、さしてお金のかかる趣味も無かったため、給与の多くを突っ込んでいました。

ドルでスワップが100円近く付いていた気がします。 他にイギリスポンドや濠ドル、NZドルが高金利通貨として人気でした。

その時は投資資金300・400万程度?に対して、一時期は含み益も200万近くあって。 残業中、某社の休憩室で自動販売機の「カップスター味噌味」を買って啜りながら。

「この調子ならFXでリタイアできるんじゃね」なんて淡い夢を持ったものです。 今でもあの時の光景は何故かよく覚えています。

そしてその後に地獄のリーマンショックです。 このブログでも度々書いている通り、軍資金500万が飛びました。

その後は少額から再起を図って今に至るわけですが。 結局、今に至るまで500万の損失は挽回できていません。

そして現在トルコリラの含み損が200万弱・・・。

FXが悪い訳じゃない!やり方が悪い!

あると思います!(最近姿を見ないな・・・)

FXでコンスタントに稼いでる人もいれば、億を稼いだ人もいる訳です。

ただ、総じて言えば「素人が安易に手を出していい投資」ではないと思いますし。

「コツコツゆっくり投資」なんてまるで「地道に安全に」預貯金みたいな表現がされることもある「スワップ投資」ですら、全然そんなことは無いと思います。

まぁ、レバレッジを賭けた投資である以上、当たり前っちゃー当たり前なんですが。 私はそこに気付くまでに、あまりにも時間もお金もかかりすぎました。とほー。

私が最近信奉している米国投資ブロガーの大御所、たぱぞうさんも同僚が相談しにきたら、FX投資は引き止めるとおっしゃっていました。

ちょっと引用させて頂きます。

投資歴にもよりますが、FXや日本の個別株は難しいところです。もし、私の職場の同僚や家族が相談に来たならば、迷わず「手出し無用」と助言します。 (中略) FXや日本の個別株は遊びならば良いですが、勝てる人が限られる投機的な要素も孕んだ投資です。自分の力を試すという意味では大いにアリですが、虎の子の400万はコンサバに運用したほうがよいと思いますよ。上手い人でしたらごめんなさい。どんどんやってくださいね。 たぱぞうの米国株投資『住宅ローン控除と投資の関係』より

今になって痛感します。 こんなことは今、いくら言っても後の祭りなんですがねorz

そして先日。

私が巡回して覗いている投資系ブログの一つ、クロロさんのブログで次のような一文が投稿されていました。 こちらも引用させていただきます。

改めてFXはあくまで電子上の両替という認識でアセットクラスとして通貨は決済の手段であって株式と違い通貨自体が価値を生み出すものではない(スワップ金利差調整分)というところで、タイムマシンに乗って、FXのデイトレ(マイナスサム)ばかりしていた昔の自分にインカム狙いの株式のインデックス運用(プラスサム)に少しだけでも運用資金を割り振っておきなさいと忠告してやりたいです。 (FXのデイトレはリスクを取ってリターン狙ってやっていたことなので後悔はしておりません。サテライトとしてインデックス運用を多少なりともしておけば、もう少し今の環境が違っていたように思います) FXスイングトレードブログ『スイングトレードのメリットとデメリット』より

奇しくも、非常に良く似た心境です。凄く分かります。

私も最近舵を切っている、主に米国株を主とした「株式インデックス投資」を05年から始めていたら・・・、と思うと辛くなります。 せめてFX一本だけでなく、FXとインデックスを同時にやっていたら・・・。

まぁ、もし過去に・・・、FXを開始する直前に戻れるなら、FX投資を止めるのでなくて、あらゆる先進国通貨を売るように教えますけど(笑

現時点ではトルコリラが利益を出している現実

悔いても、泣き言を言ってもお金が降って来る訳ではありません。 ならば今後どうするか、ですが。

FXの経験も決して無駄ではなかった(しかしお金も時間も掛け過ぎた・・・)ハズで、この経験を生かしてメインは手堅くインデックス投資

そう考えて、急激にこのブログは「FXスワップ派」から「米国株」「インデックス投資」に切り替わりつつあります。

そうは言っても。

そうは言っても!!

現時点では子供のお小遣いのような金額しか買い付けできていない現実。 だってつみたてNISAの年間上限額はたったの40万です。

そして私はドルコスト平均法(言いたいだけ)を採用したので、一日千円程度の買い付けです。

一方で、「含み損」は多額であるものの、毎年、20万程度のスワップを提供してくれているFXスワップ投資。

正直、思いが揺らぐときはあります。

インデックス投資がすばらしいのは理解した。

でも、今更、私のような状況でFXに見切りを付けてインデックスへ転向するのが正解なのだろうか?

遅すぎるのではないか?一か八かこのままFXで進んだ方がいいのではないか?」なんて思いです。

うーむ、たぱぞう様に相談メールをしたら回答して頂けるだろうか・・・。

ライフスタイルの変化が及ぼすもの

歳を取ったせいか・・・、いや、歳のせいだけでなく、家庭を持ったり、子供を持ったり。 そのあたりも影響している気はしますが。

信用取引が及び腰になって来ました。 それは「○○ショック!」による変動の大きさに不安を覚えたり。

また、信用取引新興国取引、一点集中取引(=トルコリラ)、と言うダメのスリーコンボを重ねてしまっている点からも不安が大きいです。 私の場合はスワップ目的でほぼトルコリラ一点買いの状態になってしまっています。

常々心配している「トルコのデフォルト」による、「含み損山盛りリラ@平均取得価格50円」が強制的に反対売買されたら。 そう思うと日々、気が気ではないのです。

折角、レバレッジが一倍以下になるだけの余力は確保してあるのにです。

これが現物(外貨預金)であれば、ここまで心配はしなかったんですけどね。 そう考えると、「0か10か!」の勝負をするのではなく、「3か4くらい」を狙って王道のインデックス投資へゆっくり切り替えていくのが私には正解な気もします。

スワップに目が眩んで集中投資、過剰なレバにはご注意を

ここへは、比率としてはスワップ投資、リラ投資をしている方に多く訪れて頂いているようなので。

老婆心ながら、一国買いと過剰なレバにはご注意ください、と。

声をあげたい。

あげてみたい。

ついつい、「一日一万リラで○円のスワップ

だから、「○万通貨買えば○円スワップ

なので、「○十万通貨買えば・・・ うひょー」と。

レバレッジは過剰になりがちです。

また、リラやペソなど、高金利新興国に集中投資となりがちです。

私は無駄にFXスワップ歴だけは長いので、この手のブロガーさん(Web日記主)達は死ぬほど見てきました。

そして多くの方が退場されていきました。

年齢が若く、また投資資産が少額であれば集中投資を「敢えてする」こともナシではないのかも知れませんが。

そうでないならば、くれぐれもご注意ください!

もちろん、現在のリラやペソが歴史的な最安値で。

これからグングン上昇して、インカムとキャピタルがダブルで美味しい「お宝ポジ」になる可能性もあります。 その場合にはフルレバレッジ・一点集中買い最高ー!となる訳ですが。

未来が誰にも分からない以上、それではあまりにもギャンブルです。 ギャンブルを打ちたい場合は止めませんが。

もし「スワップ投資って簡単で素人の私にもできそう」と思ったり。

「コツコツ地道に安全にやっていきたい私にピッタリ!」なんて思っているならば。

それは大きな間違いだと私は思います。 そんな投資初心者さんがもしいたならば、どうか私を反面教師にしてやってくださいませよ!